南極観測を支援する海上自衛隊の「砕氷艦しらせ」が2017年以来、5年ぶりに長崎に寄港、昨日(11日)親戚の家族に誘われ出島岸壁の「しらせ」を見学した。「しらせ」は、全長135㍍、幅28㍍、深さ15.9㍍、喫水9.2㍍、基準排水量12,650㌧、乗組員約175名、輸送物資重量約1,100㌧、南極地域観測協力を行う我が国唯一の砕氷艦であり、物資及び人員の輸送を任務とするほか、観測支援等を行っている。「しらせ」の特徴は、船体はステンレスクラッド鋼の使用による摩擦抵抗の低減、二重船殻構造による海洋汚染防止など。荷役設備はデッキクレーン4基,フォークリフト3両など。航空設備は大型ヘリコプター2機。観測設備は気象、宙空、地学、海洋、生物、重力の各種観測設備など有している(パンフレットより)
「しらせ」の一般公開は、訓練と広報を目的に母港の横須賀を含む4カ所に寄港し、11月中旬に南極に向かう予定とのこと。一般公開は午前10時からとのことで、10時頃自宅を出発、水辺の森公園付近は交通渋滞、大型駐車場も満車の状態であったが、何とか駐車が出来て「しらせ」に向かった。「砕氷艦しらせ」入口付近には、多くの市民らが見学に訪れ大盛況の状態、コロナ対策をとって艦に入る。艦内では艦の説明パネルや野外観測事業支援などに使われる大柄ヘリコプターの展示、南極の氷に触れるコーナーなどで、記念写真を撮っていた。水辺の森公園では、ステージイベントも行われ、家族らは木陰にシートを敷いて、音楽を聴きながらゆっくりくつろいでいた。真夏日の気温であったが、日常業務に追われるも「しらせ」を見学し、南極観測支援の理解を深めた。