2024年9月11日(水)「観光振興の動向」!

前日に引き続き一般質問の概要を掲載する。質問:観光振興の動向におけるコロナ前、コロナ禍を経てこれまでの主な施策の取組みとこれからの施策は?回答:長崎市の観光動向は、令和5年の観光統計において訪問客数は前年比31.4%増の約532万人、観光消費額は前年比36.3%増の約1,435億円、訪問客の満足度は95.4%、再来訪意向は94.2%と前年度と同程度の高い数値を維持している。一方、令和元年と比較すると訪問客数は23.1%減、観光消費額は3.1%減であり、順調な回復傾向が見られるものの、未だ回復の途上にある。さらに、クルーズ船の寄港状況は、令和5年3月に再開され96隻が寄港しましたが、令和元年の183隻からは87隻の減となっている。コロナ禍前からの動向は、個人旅行への人気が高まり、観光を取り巻く環境が大きく変化した。

また、訪問客のニーズが今まで以上に多様化するなど、満足度の向上が求められている。このようなことから、令和2年度に策定した「長崎市観光MICE戦略」においては、重要な視点として旅行消費額の拡大、観光需要の平準化、広域連携、環境変化への柔軟な対応を推進することとし事業を進めてきた。今後は、重点プロジェクトである「経済再生」プロジェクトにおいて「交流拡大」を重点テーマに、観光案内機能の整備やインバウンド受入環境整備の高度化などの「受入態勢の充実」や、付加価値の高いコンテンツの造成など「高付加価値化による消費単価の向上」、広域連携の推進と情報発信の効率化などの「戦略的なプロモーション」の取組みを進めていく。このような取組みを通じて、観光消費額、MICE消費額の向上、訪問者、事業者、市民のそれぞれ満足度の向上に努めるとの答弁があった。

タイトルとURLをコピーしました