2022年9月13日(火)「公有水面埋立て(小浦町)」!

9月議会で可決した第123号議案「公有水面埋立てに関する意見について(小浦町、福田本町)」の概要を掲載する。この議案は、公有水面埋立法第3条第1項の規定により公有水面の埋立てに関して、長崎県知事から意見を求められ、議会の議決を経る必要があるもの。一般国道202号が通過する福田地区においては、大規模集合住宅や大型商業施設の立地が進み,長崎南環状線の整備進捗に伴い交通量が増加しており、大型車も多く運行する状況にある。また、児童等の通学路や生活道路として利用されるなど、市民の日常を支える道路の役割を担っている。本埋立地の現況の歩道幅員は、1.0㍍と狭く、歩行者同士のすれ違いの際は、歩行者が車道にはみ出すこともあり危険な状況にある。本道路における基準は、車道幅員7.0㍍、歩道幅員2.5㍍を確保しなければならないが、基準を満たしていないため,拡幅工事を行う必要がある。

このような中、福田地区では福田バイパス建設促進期成会、一般国道202号線(福田バイパス) 道路整備促進協議会を発足し、地元、関係団体及び市が協力して県や国へ交通安全対策の要望を行っており、令和3年度末までに県において743㍍の歩道が整備されている。本埋立て計画箇所は、道路沿いに住宅が建ち並んでいる状況であり、土地の用地買収や家屋補償等により、生活への影響が懸念されること、工事工程が遅延すること及び工事中の工事車両により歩行者の安全確保が難しくなることなどから、困難と予想される。海側に拡幅する場合、漁港区域内であるが,地元漁協からの同意も得られ、既存家屋等に影響も出さず,工事中においても歩行者の安全を確保し交通への影響も比較的低減出来ることから公有水面を埋立て、歩道の拡幅を行うもの。歩道拡幅により,住民生活の安全性が向上する。埋立て期間は3年を予定している。

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