全国的に天候不順が続いているが、行政視察の道中は何とか雨から逃れ視察を行っている。高松市で調査を行った“たかまつミライエ”の概要を掲載する。たかまつミライエは、すべての子どもたちが限りない夢と想像力を持ち、健やかに成長してゆくために子どもを主体とした子どものための事業を行う施設である。高知市では、平成28年11月に旧高松市市民会館文化センター跡地に、こども未来館、夢みらい図書館、平和記念館、男女共同参画センターの複合施設を開館している。施設の概要は、鉄骨造地上7階、敷地面積1,425.78㎡、延床面積6,845.70㎡、総事業費約56億円(解体工事費等約6.5億円含む)。
子ども未来館の運営方法は、開館計画時から「開館後、当分の間は直営運営とし、建物全体の管理運営面のルールが構築された後、改めての望ましい方法を検討する」としていた。施設運営を軌道に乗せた段階で指定管理者制度を基本に、運営方法を検討することを前提に開館し現在に至っている。課題と今後の方向性は、現在、中核市等から類似都市の運営方法や課題などの情報を集め、調査・研究に取り組んでいる。長崎市の公共施設については、地区別計画が策定されているが、地域の実態に応じて統廃合による複合施設としての建設も視野に入れて検討すべきと感じた。