長崎市議会定例会の代表・個人質問は、6月27日から7月2日の4日間、6 会派15人が登壇し、市長の政治姿勢、財政運営、交通政策、教育政策など多岐にわたる質疑が行われる。昨日の代表質問では、あぐりの丘で整備方針を示していた全天候型の子ども向け遊戯施設について、現在の「農業体験」から「子ども・子育て支援」へ転換し、2021年12月の完成を目指す考えを示した。交通対策については、新規参入事業者も予測される中、公共交通を維持するために交通関係者、関係機関と連携をとって仕組みづくりを行う。国体後の施設整備については、競技団体から施設補修のアンケートをとり対応したい。財政運営については、原爆関連費や生活保護支給、高齢化率が高く扶助費が大きな割合を占めており、市税を増やすために稼ぐ力、民間活用で収入を上げる、外貨を稼ぐなど健全運営に努めたいと、市長・理事者より答弁があった。
また、今定例会では、6月27日(木)6月28日(金)午前・午後の4グループに分けて、令和元年度新規採用職員、中途採用職員及び前年度未受講者140名が、地方自治の根幹をなす議会制度について、基礎的な知識を習得するとともに、議会運営の実情を体験することにより、地方自治制度への理解を深めることを目的に議会傍聴を行った。新規採用職員も少しずつ行政の業務にも慣れ、社会の一員として上司・先輩からの指導・研修を受けながら日々の業務に励み、業務を終えてからの地域活動の研修にも参加している。地域コミュニティのしくみづくりが問われているなか、地域行事への準備段階から参画し、地域の実情を肌で感じてもらい、行政では経験できないものを学び、行政サービスに活かしてもらいたい。