長崎市議会環境経済委員会は、12月10までに委員会に付託された補正予算案や条例案、所管事項など審査・調査を終えたので、所管事項「長崎市野母崎高浜海岸交流施設の指定管理者の更新の方針について」、一部概要を掲載する。高浜海岸交流施設は、市民に自然と親しみながら憩う場、地域交流の場及び地域の情報を発信する場を提供し、市民の福祉の向上及び地域の振興に資することを目的に平成26年7月15日に設置された。施設開設以来、利用者は長崎市が想定した人数を大幅に下回り続け、指定管理者の収支も4年間で約3,600万円の赤字となっている。現在、喫茶業務は経費を市が負担し、売上も市に帰属することになっているが、今後の運営は指定管理者の費用で実施し、売上も指定管理者に帰属させる仕組みに見直すとの説明があった。質疑のなかでは、「民間の経営努力にも関わらず当初計画の甘さ」、「数値目標や施設利用料などを抜本的に見直すこと」、「来年4月の更新はスケジュール的に無理があること」など指摘し是正を求めた。