長崎市議会環境経済委員会は、12月6日から委員会に付託された補正予算案や条例案、所管事項など審査・調査を終えた。昨日(10日)は、所管事項調査で、「あぐりの丘(四杖町)」の今後の方向性について、従来の「農業体験施設」から「子どもの遊び場」へ転換し、指定管理者制度を導入する方針を説明した。あぐりの丘は1998年に開園、2008年度に14万人台だった入場者数は、その後の遊具や動物広場の新設、駐車場無料化などで増加し、2017年度は30万人超となった。市民アンケートで、施設に「雨天でも遊べる場所」を求める声が多く、長崎市は全天候型の屋内施設を整備する方針を示した。園内の駐車場を含む敷地約23㌶について指定管理者を公募し、ほかの施設整備や収益事業の実施も認め、屋内施設の内容や、有料か無料かなどについては今後検討するとしている。制度導入は最短で2020年度を見込んでいる。