長崎市は、1571年のポルトガル船の入港以来、海外貿易が始まり異国との交流で発展してきた街です。鎖国時代に海外へ開かれた唯一の窓口として出島があり、異国情緒な史跡や観光名所に恵まれています。その長崎で、中国色豊かな灯の祭典「2012長崎ランタンフェスティバル」は、1月23日(月)17時30分から湊公園で点灯式が行なわれ2月6日(月)までの15日間、湊公園、中央公園、新地中華街、浜市・観光通りなどの市内中心部で開催されます。今年は、銅座川の新地橋周辺も新たに加わり、赤い筒状の灯籠や桃色のランタン(中国提灯)が飾られています。
期間中は、龍踊りや中国雑技・中国獅子舞などイベントが行なわれ、1月28日(土)、2月4日(土)には皇帝パレード(14時から16時30分)、29日(日)5日(日)には媽祖行列(14時から17時20分)が行なわれます。湊公園では、メーンオブジェの3体の龍をあしらった「祥龍戯珠(しょうりゅうぎじゅ)」(高さ8m、幅4.5m)の大型オブジェも飾られていました。市内中心部には、約1万5千個のランタン(中国提灯)・オブジェの飾り付けの準備も進んでいます。節電対策として、期間中の点灯開始時間は17時から消灯は22時となります。長崎の冬の灯りの祭典が期待されます。