2013年1月23日(水)気仙沼市の現地調査(その2)!

学校敷地に建設された仮設住宅平成23年3月11日に発生した東日本大震災による大津波と火災等によって、被災地は一瞬にして日常生活が奪われ、企業活動は停止し多くの人が仕事を奪われ、仮の住まいでの生活など将来に不安を抱えた状況がいまだ続いています。震災発生から2年の月日を迎えようとしているなか、国の復興基本方針や宮城県の復興計画を踏まえて、「気仙沼市震災復興計画」が策定され、総合的な津波防災対策や市土基盤の整備と住まいの再建、災害危険区域の指定、土地区画整理事業、水産加工施設等の集積、がけ地近接等危険住宅移転事業など、一歩ずつ復興に向けた取り組みが進められていました。沿岸部周辺部の瓦礫整理は、ほぼ済んでいるようでしたが、いまだ復興の目途は立たない状況のようです。

気仙沼市復興商店街特に、沿岸部は地盤沈下(70㎝前後)と土地の移動(4・5m)に伴い、土地の嵩上げが必要であるとの事です。がれき処理や建物撤去作業などのために道路はかさ上げされていましたが、その周辺はまだ陥没状態の土地が多く残っていました。今後は、陥没地の嵩上げや下水道の敷設等のために土地所有者の同意を得ながら復興が進められますが、住宅地・商業地・工業地の整備と各災害復旧工事など調整が大きな課題とのことです。この様な状況のなかで、全国からの温かい支援・激励、ボランティア活動などの支援を受けて、被災商店街の皆様による仮設店舗などで元気に営業を再開していました。ホテル近くには、復興屋台村(気仙沼横丁)が集結され、そのラーメン店で夕食を済ませました。店内には、復活に向けての激励の言葉、芸能人の色紙など掲示され、店主の頑張る姿(前向きな気持ち)に逆に元気を頂きました。生活のために何かをしなければとの言葉が耳に残りました。

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