2024年12月22日(日)「創立70周年記念事業」!

一般社団法人長崎国際観光コンベンション協会(村木昭一郎会長)は、12月20日(土)ザ・グローバルビュー長崎(宝町)において「創立70周年記念事業」を開催した。記念事業は、記念講演会「長崎市の食の高付加価化と観光振興」、発表「次代を担う長崎の料亭の若手の思い」、パネルディスカッション「長崎市の食と観光の高付加価値化への挑戦」、「記念式典」、「懇親会」が開かれた。主催者を代表して、村木会長から「当協会は昭和29年に長崎観光協会として創立、これまで長崎市の観光及び文化の振興に関連する各種事業を推進してきた。観光庁から観光地域づくり法人(地域DAMO)に登録され、マーケッティングやプランディングの取組み等を軸とし、国内外の誘致・プロモーション等を行い、官民一体となって安全安心・快適な受入態勢の強化や旅行消費の拡大・促進、インバウンド対策の取組みを図っている」との挨拶があった。

記念講演会では、「和食」のユネスコ無形文化遺産登録の立役者の村田吉弘氏(京都料亭・菊乃井三代目主人)から、「長崎市の食の高付加価値化と観光振興」のテーマで講演があった。その概要は、日本料理とは・・・・・、日本料理の本質は「引き算の料理」「少量多品種低カロリー」「うまさを中心に料理を構成」、米と水から麹をつくり、麹と米から酒を造り、酢、醤油、味噌をつくった。これらの基礎となる調味料が、日本料理の根幹をなす「水と米の文化」。日本人が元禄時代(1688~1704)以降に食べていた伝統食こそ、理想の食事である。食嗜好は遺伝しない、継承のためには教育が必要。健康だけではない深刻な問題、日本の食料自給率は40%。米と出汁のうまみへの嗜好の回帰は食料の安全保障など、「日本食」を通じて旅行消費額拡大に取り組まれている。パネルディスカッションの概要は後日掲載する。

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