長崎市議会は、6月22日「長崎県に対する長崎市政に関する要望について」、要望予定項目及び要望活動のスケジュールなど協議を行ったので、その概要を掲載する。この市政に関する要望は、平成27年から市長、議長の連名による要望とし、市議会代表として正副議長も出席している。予定要望項目は、新規要望3件、継続要望14件の全体で17件、重点項目はまちづくりの協力・支援について①長崎市における幹線道路等の整備推進と道路予算の確保、②幸町スタジアム構想③長崎港松ヶ枝国際観光船埠頭の2バース化の整備促進とまちづくりの推進、県市一体となったMICE誘致・受入れの推進など。新規は国宝・重要文化財等の保存整備に対する指定文化財保存整備事業補助金等の充当、長崎県国民健康保険財政安定化基金による柔軟な財源対応、ゼロカーボンシティ実現に向けた協力・支援についてなど要望書を作成することになった。今後、7月27日の市選挙区選出県議会議員との市政問題協議会で意見交換を図り、県知事・県議会議長に要望を提出することになった。
次に、長崎県内における新型コロナの感染状況は、県下の感染段階をステージ「3」から「2」に引き下げられ、7月1日から県民限定宿泊割引キャンペーンが再開される。長崎市内の感染者も、ここ2週間程度では0人から3人程度を推移し減少しているが、いつ再拡大するか心配である。コロナ禍の影響で、地域経済の落ち込み、地域行事等の中止・延期による活力低下など懸念される。長崎市に関わるビッグイベントの「長崎ペーロン選手権大会」、「長崎くんち」、「長崎郷土芸能大会」など準備段階から感染リスクが高いとして中止、「ながさきみなとまつり」は10月16日・17日の「長崎開港フェスタ450」と同時開催に向けて検討に入っている。コロナワクチン接種は、65歳以上の高齢者を7月末までに、16歳から64歳までを11月頃までに予定している。ある程度の接種率で集団免疫ができ、経済活動、地域活動など良き方向に動くことを期待する。