長崎市では、国際ゲートウェイ機能の再構築や都市の魅力の強化を図るため、「長崎駅周辺」「松が枝周辺」「まちなか」「中央」の4エリアを重点整備し、長崎市全体へ賑わいを波及させるため､回遊性を充実させ、エリア相互間の連携を図る“都市再生プロジェクト”の取り組みが進められている。今回は「まちなかエリア」の銅座川プロムナード(散歩道・遊歩道)について掲載する。事業概要は、銅座川の断面不足や老朽家屋の密集、周辺道路の慢性的な交通渋滞や歩道の狭さ等の改善と、まちなかの新たな道路の整備による銅座地区及び周辺地区の活性化を目的としている。
銅座川プロムナードの整備は、まちなか(銅座地区)の賑わいの再生及び防災性の向上と、交通環境の改善を図るため、道路の新設と拡幅改良を行うもので、事業期間は平成26年度から令和11年度までの予定で整備が進められている。平成26年度末に事業認可を取得し、平成27年から28年度は用地測量、建物調査など実施され、平成29年度以降、道路の拡幅整備に向け､建物調査や用地取得が進められている。事業計画は延長420㍍、幅員15㍍。総事業費は46億2,100万円。令和5年度の事業は、工事80㍍、用地取得36㎡、委託事業として電線共同溝設計、建物調査、事業費1億3,632万円となっている。
