暦も変わって6月、道路沿いや庭先のアジサイが見頃を迎える時期となったが、例年開催されている「ながさき紫陽花(おたくさ)まつり」、「地域のアジサイ祭り」など、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっている。長崎市の花「あじさい」は、出島のオランダ商館医シーボルトのお気に入りの花で、愛妻お滝さんの名前にちなんで「オタクサ」という学名を付け、欧州に伝えた事でも知られている。紫陽花と梅雨の時期を迎える中、県内の観光施設も4月10日から閉鎖していたが、グラバー園や出島、ペンギン水族館など、ほぼ一斉に営業を再開した。新型コロナ感染症防止の観点から、マスク着用、3蜜(密閉・密集・密接)を避け、新たな生活様式を取り入れながら、観光関連のキャンペーン、イベントなども段階的に開催される。引き続き、新型コロナの感染予防も含め、体調管理に気を付けよう。