
三菱重工労働組合長崎造船支部(寺脇克典執行委員長)は、10月24日(金)14時から長船支部労働会館において162名の代議員、来賓らが出席するなか「三菱重工労働組合長崎造船支部第59回定期大会」を開催した。開会冒頭、この一年の間に志半ばで亡くなった組合員に対し黙とうを捧げ、寺脇執行委員長よりこれまでの連合会から単一組合として改めて再スターした。長船支部の重点課題は、①「安全を全てに優先させる」安全職場確立で死亡・重大災害の撲滅。②新たな組織体制(4専門部から2部局制へ)における諸活動のチェック・フォロー。③会社諸施策への的確な対応と2024事業計画のチェック・フォロー。④組合員の生活改善を念頭においた年間総賃金の安定的確保と福利厚生の充実。⑤統一地方選挙をはじめとする政策実現推進活動の確実な展開など5点についての見解が示された。

来賓挨拶では、重工労組本部大谷副執行委員長より「安全衛生方針における重大災害撲滅、年間総賃金の向上と65歳現役社会の実現に向けた労働環境の構築など」、連合長崎岩永会長より「春季生活闘争、政治活動の推進など」、生活相談室中村室長より「日常活動に対するお礼、政策の実現に向けてなど」連帯の挨拶があった。三菱重工労組長船支部は、昭和40年12月7日2007名の勇気ある諸先輩の決断により左翼的労働運動から決別し、真面目に働く者が報われる民主的労働運動の道を歩む、新生長船支部が結成され60周年を迎える。次代は大きく変革しているが、結成60周年を機に原点を振り返る機会に、関係先との一体感、安全と健康、仲間と家族の命と生活を守る取り組みに注力してほしい。


