同盟友愛連絡会(塩田淑文会長)は、6月3日(土)13時30分から矢太樓において約80名が参加して「同盟友愛連絡会第12回友愛塾」を開催した。この友愛塾は、平成17年から“旧同盟の理念や労働組合の進むべき道”や労働組合の原点を見つめ直し、新たな活動に活かす事などを目的に開催され、今回通算18回目の友愛塾となった。開講式では、松尾敬一塾長より「職場と家庭を守る労働運動を進めている組合役員に敬意を表し、統一地方選挙では推薦候補者の全員当選は果たせず悔しい思いをしたが、次回に繋げる必要がある」。西岡秀子衆議院議員より「統一地方選挙では選挙情勢が大きく変わった。公認・推薦候補者に対するご支援に感謝、国民民主党を代表して2月14日本会議で質問した際の動画を拝聴するなど」来賓挨拶・国政報告があった。
講義Ⅰでは、井内真人氏(長崎県産業労働部次長)より「長崎県の産業振興について」と題し、産業構造の転換について、造船・プラント分野は昭和50年製造品出荷額県全体で6割であったが、令和2年は4割にとどまった。半導体関連分野の出荷額は昭和50年0.5割であったが、令和2年は2割まで成長した。本県の生産年齢人口は減少が加速しており、構造的に人材確保が難しくなる時代に突入している。本県の産業振興施策は、①新しい長崎県の産業育成における造船技術を活かした成長分野への参入、②半導体関連産業、③環境対応船等への対応(グリーン成長産業)、④海洋エネルギー関連産業、⑤航空機関連産業、⑥医療関連産業、⑦企業誘致、⑧IT系企業の集積状況と人材育成など。人材確保に向けた取り組み、その他支援施策について聴講した。講義Ⅱは後日掲載する。
矢太樓駐車場そばのアジサイ(6月3日撮影)