2022年9月9日(金)「新火葬場・新文化施設の検討」!

長崎市議会総務委員会は、9月7日「長崎市新火葬場整備基本構想」「新たな文化施設基本計画」など所管調査を行った。現在のもみじ谷葬祭場は、全面建て替えから44年を迎え、施設の目標使用年数である65年(令和25年に該当)まで残り21年となる。現在の施設は、老朽化の進展で狭隘、遺族等が単独で使用できる告別室や拾骨室がなく、一連の葬送行為に伴う遺族等の動線が交錯する諸室の配置など、様々な課題を抱えている。これらの課題を早期に解消するため、施設の目標使用年数を待たず、遅くとも令和17年度までに供用開始できるよう検討が進められている。火葬の現状は、長崎市・長与町・時津町の住民を対象として、令和3年度6,227体の火葬を行っている。 基本構想策定後、建設候補地の選定等、基本計画策定、都市計画手続き環境影響調査、基本設計・実施設計、建設工事となるが、現状は未だ構想段階にある。

次に、新たな文化施設基本計画は、市庁舎移転後の跡地(桜町)に建設予定の新たな文化施設について、鑑賞・発表機能では座席数は1,000席程度、オーケストラピットに対応できるよう客席の一部を取り外し可能とし、催し物の規模に合わせて少人数でも利用しやすくなるよう工夫するなど。創造支援機能では、ホールの主舞台と同程度(音響反射板を設置した際の規模)の面積と十分な天井の高さを確保、公園利用時の収容人員は200人程度、小規模公演にも対応できるリハーサルなど。交流促進機能では、市民が日常的に利用できる練習室、交流スペース、大規模災害発生時は帰宅困難者(観光客等)の受け入れや一時滞在場所、災害物資の集積場所などの整備を検討している。想定延べ床面積は7,500~7,800㎡、建設見込額は近年整備されている他都市の類似施設を参考に算出した概算額で、今後の物価等の動向により変動する可能性もあるとしている。

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