全日本海員組合長崎支部に所属する組合員は、4月11日(木)9時30分頃から新長崎三重漁港から以西底引き網漁に出港、第21山田丸・第22山田丸の漁船を見送りました。現在の漁の期間は1週間程度、その後三重漁港に帰港して水揚げ・仕込み、点検後に再度漁に出て行くとの事であり、大漁と航海の安全を祈念致します。
水産県長崎の漁獲高は、北海道に次ぎ全国二位、魚種も豊富で一年を通して旬の魚が食べられ、全国へと出荷されています。ここ数年来、燃料費のアップ、魚価の低迷、食卓からの魚離れなど水産業の経営は厳しい環境にあります。今後とも、以西底引き網漁業の振興については、若年層の船員確保・育成、高度な漁労技術の伝承、遠洋・沖合い漁船の新造船建造など、県や国の支援が必要であり、継続的な要請活動を行なって行きます。