長崎地区の労働4団体(連合長崎地協・長崎地区労・同盟友愛連絡会・長崎県中連懇話会)などでつくる第93回長崎地区メーデー実行委員会(塩田淑文実行委員長)は、5月1日中央公園(賑町)において約900人が参加するなか、コロナ禍のため3年振りに「第93回長崎地区メーデー」を開催した。主催者挨拶では、塩田連合長崎地協議長より「春季生活闘争では月例賃金の引き上げにこだわる。未組織・非正規労働者にも波及し、地域経済を支えることにつながる。人への投資は経済好循環のキーワード」、高藤連合長崎会長は「コロナ禍で弱い立場で働く人ほど困難な状況で、生活者の視点にたった政治が必要。働くものの政策実現のため、連合推薦の候補者を国会へ送り出そう」と呼びかけた。
来賓祝辞では、西岡衆議員より「コロナ禍における社会的立場に弱い者のセーフティネットの構築が必要。参議院選挙では労働者の代表を当選させるためともに頑張ろう」、田上市長は「ロシアのウクライナ侵攻に触れ、77年間核の使用はされていない、核使用をチラつかせる行為は許せない、核兵器廃絶も運動のひとつ。大型連休中のコロナ感染が懸念されるが、若年層のワクチン接種を促す」連帯の挨拶があった。メーデーでは、「すべての働く者の連帯で、自由で平和な世界と希望のもてる安心で豊かな社会をつくろう!」のスローガン及び「メーデー宣言」を採択し、ガンバロー三唱で働く者の意思結集を図った。