連合長崎(高藤義弘会長)は、1月11日(火)12時30分から市役所西側広場において「アジア・アフリカ支援米の発送式」を執り行った。アジア・アフリカ支援米運動は、日本でつくった米を飢餓地域に対して支援米として贈るものであるが、単に支援するものでなく、休耕田を利用して日本の水田農業を守る活動としている。連合長崎は、1996年の「カンパ運動」、1997年からの「支援田」での取り組みを行い、組合員によって6月に田植えを行い10月に稲刈りをし、アジア・アフリカで食料不足で苦しんでいる人たちの支援を行っており、今回で25回目の発送となった。
発送式で高藤会長は、「県内各地区で収穫した支援米とあわせカンパで購入した米1,380㎏を合わせ、3,320㎏を発送する。県内でも支援が必要なところがまだまだある。新型コロナ過で厳しい状況があり、支援を続けたい」との挨拶があった。寄贈先は、カンボジアの児童施設など4カ所及び子ども食堂に携わる県内約40団体でつくる「ながさき子ども食堂ネットワーク」並びに今年から「ひとり親家庭福祉会ながさき」が運営するフードバンク「つなぐBANK」にも贈られた。長崎から発送した支援米は、全国各地から送られた支援米とともに東京に集められカンボジア・アフリカに輸送される。今年を含めた支援米の発送は計約8万2千㌧になっている。