長崎市心身障害者団体連合会(松村正信会長)は、1月10日(月・祝)長崎原爆資料館ホールにおいて新成人対象者は20名・ご家族、関係者らが出席して「令和4年第49回障がい者成人式」を執り行った。昨年の成人式は、新型コロナ感染症の影響で再三延期となったが、今年も規模を縮小するなど基本的な新型コロナ対策をとって行われた。式典では。主催者を代表して松村会長より「社会人として自分の行動や言葉に責任を持ち、失敗を恐れず目標を持って何事にもチャレンジしてほしい。今年の成人式は、“山溜穿石(さんりゅうせんせき)”を掲げ執り行っている。山溜穿石とは、山から滴り落ちる水も、続ければやがては岩に穴をあけられるという意味で、小さな努力でも根気よく続けていれば、やがて成功できることを表しており、小さな努力を根気よく続けてほしい。皆様を支えるご家族・支援者等を思い出し、それぞれの方から力を頂き人生を歩んでほしい」との挨拶があった。
来賓挨拶では、田上市長より「様々な試練に直面することもあるが、目標に向かって挑戦し、心豊かな強く優しい大人へ成長してほしい」、市議会を代表して私(井上)より「自分の行動に責任が伴うが、自ら思い描く将来に向けて前に進んでほしい」、橋田教育長より「どんな困難があろうとも、決してあきらめないでほしい」とそれぞれ挨拶があった。新成人を代表して、田中優希乃さんより「仕事が終わった後や休みの日には、水泳・テニスなど上手になるよう練習したい。今まで支えていただいた、周りの皆さんのためにも頑張りたい」との謝辞が述べられた。その後、記念品が贈呈された。ポートムービーでは、成長した成人者の写真や、ご家族から「これからも応援し、ずっと見守っているよ」「成人を迎えてうれしい」「笑顔をたくさんもらって有り難う」等々、数多くのメッセージが贈られていた。