2020年4月24日(金)「国民民主党本部へ緊急要請」

国民民主党長崎県第一区総支部地方議員団は、長崎市内に停泊中のクルーズ船(コスタ・アトランティカ、乗組員623名)の船内において、新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受け、4月23日10時から県議・市議団が緊急に会合を開き、党本部への「緊急支援要請」を取り纏め送付した。今回の事例は、長崎県・長崎市がこれまで経験したことがない対応が求められ、また、今後の対応については、様々な外国籍乗組員の本土との調整、入院治療が必要になった場合の広域的な対応、自衛隊の派遣要請など、政府からの強力な支援が必要不可欠であり、国の指導の下、ダイヤモンド・プリンセス号での知見を活かした対応をすべき事態と認識している。従って、党本部から政府に対し、地元長崎県・長崎市からの切実な要望・要請に対し、万全の体制で支援を実施するよう強く求めた。この要請は、西岡秀子衆議員を通じて、玉木代表へ渡された。

長崎県・長崎市ば、コスタ・アトランチカ(イタリア船籍)の船内で、4月23日新たに14人の感染が確認されたとし、これまでに陽性と判明した34人と合わせ、船内の感染者は計48人となったと発表した。4月22日から災害派遣チーム(DMAT)と長崎大の医師が船外で、船内運営に従事する乗組員「エッセンシャルクルー」130人のうち66人の検体を採取、感染の有無を調べていた。県は24日までに残りの乗組員約500人の検体を取り終えて検査を急ぐとしている。近くには、イタリア船籍の2隻のクルーズ船が停泊中であり、新たな感染拡大が懸念される。クルーズ船2隻の取り扱い及び当該クルーズ船内で待機している健常者の帰国等については、政府主導で長崎県・長崎市・コスタ社・三菱造船など関係先と十分連携して、早急に対応すべきと思う。市中感染への不安、周辺地域や関係先への風評被害など懸念され、迅速な情報提供に努めてもらいたい。

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