長崎市議会は、新型コロナ感染拡大防止対策を行ない、定例会は6月11日(金)に開会し6月30日(水)までの20日間と会期日程を決めた。一般会計補正予算は、新型コロナ感染症対策費11億1,619万4千円(第8号)、施策の推進・内示に係るものなど2億4,125万6千円(第9号)、国民健康保険事業の特別会計補正予算1,930万8千円、補正総額13億7,675万8千円。条例改正では、市税条例・手数料条例等の一部を改正するもの、長崎スタジアムシティ地区計画における建築物の用途制限を定めるなど一部改正する条例。工事の請負契約の締結について(長崎市新庁舎建設内装ユニット工事、建設議場設備ほか工事、全天候型子ども遊戯施設新築主体工事)、市道路線の認定について、財産の取得についてなど、予算4件、条例11件、人事2件、その他9件、報告11件の議案が上程された。一般質問は6月25日から30日の4日間、7会派の16人が登壇する予定である。
次に、緊急を要するとして早期執行のため、新型コロナ感染症対策として飲食店の時短営業や不要不急の外出・移動の自粛により、直接・間接の影響を受けて売上が減少した市内の中堅・中小事業者に一時金を支給するもの、宿泊事業者、離島航路事業者、観光バス事業者に交付する事業持続化支援金、公共交通確保支援金など、新型コロナ感染症対策費11億1,619万4千円の補正予算(第8号)を審査し、原案通リ可決した。田上市長の行政報告では、高齢者向け新型コロナウイルスワクチン集団接種の会場を6月27日からS東美(浜町)と長崎大学(文教町)を増やし、市民会館(魚の町)とホテルニュー長崎(大黒町)、南部市民センター(末石町)の3ヵ所は6月27日以降、午後5時から8時にも実施する予定である。65歳以上の高齢者の接種券は6月10日までに発送完了し、16歳から64歳の接種券を6月末から発送し、7月中旬までに届くよう調整している。当初予定していた「基礎疾患を有する者」、「高齢者施設等の従事者」、「60歳から64歳の方」に加え、小中学校の教職員、保育士等にも対象を拡大して、優先的に予約できる期間を設けるとの見解が示された。