2014年7月12日(土)「台北市・高雄市への行政視察」(その4)!

2014.7.9 崋山創意文化園区(台北市)行政視察4日目(7月9日)は、台北市の崋山創意文化園区・中正記念堂・国家図書館・総統府などを視察しました。先ず、崋山1914創意文化園区は、1914年に日本の「芳醸社」が清酒を生産するため、この場所に酒造工場を建て台湾最大の一つになった。1922年に日本政府は「酒専売制度(専売制)」を実施し、政府だけが酒を販売することが出来るようになったため、崋山の工場を買収して米酒・ビール、各種酒の製造を始めた。1945年以降は国民政府がこれを引き継いだが、経済状況の変化や工場から出る汚水問題の影響もあり、1987年に新北市の林口工業区に移動した。その後、10年間放置されていたが、古い工場の内部空間を活性再利用させるために、新たに整備され公園緑地として生まれ変わり、芸術交流・オリジナル商品販売の最適な場所となって今日に至っている。当日は、イベント準備のため舞台づくりが行なわれていた。

2014.7.9 中正記念堂(台北市)中正記念堂は、中華民国台北市中正区に位置する総統蒋介石を顕彰する施設で、台湾の三大観光名所の一つとして1980年に完成し一般公開されている。中正記念堂の「中正」とは蒋介石の本名であり、幹線道路には至る所に○○中正通りと名前が付けられている。記念堂の敷地面積は25万㎡、敷地のなかには本堂のほかに国家音楽庁や劇院、公園広場・休憩所、庭園・池なども併設され市民の憩いの広場になっている。記念本堂の面積は約1万5千㎡、建物の高さは70mで、西にある中国大陸を臨むように設計されていると、ガイドより説明があっていた。メインフロアには、巨大な蒋介石の銅像が設置されており、銅像の周辺には蒋介石の言葉がそれぞれ記されていた。展示室には、蒋介石の衣服、文献、写真などが陳列され、蒋介石が生前乗用した2台のキャディラックも展示されていた。その後、国家図書館を表敬訪問し、曽館長(女史)より図書館の概要について説明を受けた。

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