2014年7月11日(金)「台北市・高雄市への行政視察」(その3)!

2014.7.8 国立故宮博物館(台北市)行政視察3日目(7月8日)は、高雄市左営駅9時54分発の台湾新幹線130に乗車し、台北駅に11時30分に到着した。台北市の面積は約272平方km、人口は約261万人で台湾最大の都市圏であり、四方を新北市に囲まれ台北大都市圏(台北市・新北市・基隆市)で約676万人、台湾の実質的な中心都市でアジア屈指の世界都市といわれている。台北市内は、IT経済化・バイオなどの知識集約経済化を進めるなかで、金融・メディア・通信などの中心地としての地位を占め、サービス業などの第三次産業が台北経済の9割を占めている。経済の急速な発展により市民の所得が増大し、高い消費能力とそれに付随する産業の発展が特徴であり、小売業では人口当たりのコンビニの店舗数が世界一となっている。商業施設が乱立し土地不足もあり、台北市内周辺は人口も増大し、交通インフラの整備が進んでいる。

2014.7.8 国立故宮博物館(何副院長と面談)昼食後、台北市にある国立故宮博物院(こくりつこきゅうはくぶついん)を訪問、この博物院は、台湾の国立博物館の最大のもので、62万点以上(70万点以上ともいわれている)の古代の中国の人口品及び美術品などを所蔵し、ほとんどが中国の古代の皇帝によって集められた国宝級のものばかりであった。故宮博物院何(か)副院長によれば「年間見学者は480万人、大半は大陸からの来訪者で次に多いのは日本とのこと。20スペースの展示で陶磁器・掛け軸、絵画・書道などを3ヶ月ピッチで交換している。現在、日本で初めて6月24日から9月15日まで東京国立博物館で特別展台北国立故宮博物院を開催し、10月7日から11月30日に九州国立博物館で特別展を予定している」との説明があった。この博物院に展示されている美術品は、中華民国政府が台湾へと撤退する際に特に選び出され、運び出された美術品が展示されているとの事です。

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