長崎市は10月5日(月)19時から稲佐山山頂展望台において行政、市議会、観光分野の関係者らが出席して「稲佐山夜景演出照明点灯式」を行った。現在、長崎市では「世界新三大夜景」に認定された長崎の夜景がもっと魅力的になるように、「遠景の夜景みがき」と「中・近景の夜間景観づくり」の視点で、夜間景観整備の取り組みが進められている。さる9月29日は、「夜も歩いて楽しいまち」を実現するため、中島川周辺の眼鏡橋・石橋群など歴史的建造物や観光施設等のライトアップと、それらをつなぐ回遊路の街路灯などの整備も完成し、毎日日没から22時まで点灯されている。
また、稲佐山から見る夜景は、「世界新三大夜景」「日本新三大夜景」認定され、長崎市の観光のシンボルとして、市民や観光客に親しまれている場所である。ことし1月には、展望台への新たな移動手段としてスロープカーが整備された。利便性も向上し、稲佐山を訪れて頂く多くの皆様方に、スロープカーや展望台から見渡す、360度に広がる絶景のパノラマの景色が楽しめる。今回の夜景演出照明の取り組みは、星座やハートなどを探して楽しむことができ、稲佐山からの夜景の魅力をさらにアップさせるものであり、夜景都市長崎の魅力はいっそう高まるものと期待される。
夜景灯の解説では、夜景評論家・夜景プロデューサー「丸々もとお氏」から、天空の星がキラキラしている姿、夜景の中に光をつくる、今ある街路灯に光をつけ足して新しい光にこだわる事などイメージし、演出照明の整備を行った。“鶴の港”と称される長崎港を中心に山々が取り囲み、すり鉢状の地形に光が浮かび上がる景観は星空のようで、世界的にも珍しいものである。長崎の歴史や文化が感じられる星座には、はと座(鳩は市の鳥)、つる座(長崎港は鶴の港)、りゅう座(長崎くんちの龍踊り)なども含め、ハート型の夜景も楽しめる。点灯時間帯は20時から21時50分。星座は00分、15分、30分、45分に5分間点灯され、ハートは00分、30分に5分間点灯する。是非、稲佐山に足を運び、長崎夜景の素晴らしさを再確認しよう。