長崎市内では、昨日15日(木)夕方から初盆を迎えた家族らが、盆提灯や造花などで飾られた精霊船(しょうろうぶね)に故人の霊を乗せて、極楽浄土へ送り出す長崎の伝統行事「精霊流し」が行われ、爆竹やかねの音がにぎやかになり響いていました。長崎市内のお盆は、他県で見られない特徴があり、夜の墓参り、墓前でする花火、大量の爆竹を鳴らし賑やかに故人を送る「精霊流し」など夏の風物詩となっています。爆竹の音は、「魔界との関係を音によって断ち、大きな音で渇を入れこの世との未練を断たせる」と言われ、中国の風習が定着したものと言われています。県内では、大小合わせて3,328隻(県警調べ)の船が流されたそうです。