長崎市役所新庁舎は地上19階建て、新しい時代のまちづくりに向けて、2023年1月4日に開庁した。今回は、新市庁舎周辺道路整備状況の概要を掲載する。新市庁舎建設に伴い、公共交通機関から新市庁舎へのアクセス向上及び歩行者の安全で快適な通行空間の確保等を図るため、新市庁舎周辺道路のバスベイ整備や拡幅整備が行われている。全体的な事業期間は、平成28年度から令和9年度まで、事業計画は延長L=560m、幅員W=9~37.6mとなっている。市道出来大工町江戸町線(東側道路)のバスベイ整備、道路拡幅はほぼ完了、市道大黒町麹屋町線(北側道路)のタクシーベイは整備済み、令和6年度は旧長崎署側道路整備、車道舗装、支障物件移設、タクシー乗り場上屋設置が行われる。
次に、市道諏訪町桜町1号線(南側道路)は令和5年度までに道路整備が完了し、令和6年度以降、訪町桜町1号線(新設区間)の道路整備・車道舗装が行われる。旧別館(下水道局)周辺の市道桜町3号線(拡幅区間)は令和8年度以降道路整備が予定されている。また、本市の最も重要な防災拠点である新市庁舎の周辺道路において、災害発生時における電柱の倒壊等による道路寸断を未然に防止し、迅速な災害復旧活動につなげることで防災性の向上を図るとともに、安全で快適な歩行空間を提供、良好な景観形成を図るため、電線類地中化を実施するもの。電線類地中化は、事業期間は令和2年度から令和9年度まで、事業計画は延長L=290m(整備延長L=580m)計画されている。