大浜町自治会・大浜町ペーロン保存会は、6月7日(日)9時から大浜海岸において「大浜町自治会ペーロン大会」を開催した。開会式では、役員を代表して私から「地域の伝統行事であるペーロン大会を町内の地域のきずなづくり。青少年の健全育成など地域の活性化に努めて行きたい」、来賓を代表して田上市長から「地域の伝統行事にはそれぞれの想いが込められている。地域の繋がりを広げてほしい」とのお祝の言葉が述べられた。
大会には、大浜町子ども会やコアマンションマリナシティ自治会からも参加を頂き、波穏やかな海上で子ども達がペーロン体験を行い、白・青・赤のチームに分かれて地区対抗レースで盛り上がりました。対抗レースの成績は、3レースのうちそれぞれ1位・2位・3位で着順し、総合成績は3チームとも同点となり、舵取りによるジャンケンで赤組が勝ち連続優勝となった。また、本年も福田東部地区から長崎ペーロン選手権（女子の部）に出場予定の女子チームのメンバーが大会に華を添えて頂いた。日頃から練習をしているため、櫂さばきも揃い海上を滑るように走っていた。
福田地区のペーロンは、永禄5年（1562年）福田浦に停泊中の明船乗組員が大村藩主大村純忠に貿易を願い出ていた間、小船を下ろして舳部に龍首を飾り競漕したのが福田ペーロンの起こりと伝えられている。農業地区では足洗いと田植のあと慰労を兼ねて豊作を祈り、漁業地区では川祭りと称して水神を祭り海上の安全と大漁を祈り、地域の伝統行事として今日まで受け継がれている。今後とも、地域の繋がりを深めながら子供達にペーロンを継承し伝統行事を守って行かなければなりません。前日からの準備、当日の後片付けまで関係者の皆様には大変お世話になりました。