日中関係の影響を受けて、12月長崎港へのクルーズ客船は、12月14日現在、6隻の寄港が予定されている。クルーズ船の寄港が減少するなか、冬空の長崎の街にイルミネーション、ライトアップの灯りが夜風の冷え込みを和ませてくれる。先ず、11月21日寄港した“アドラ・マジック・シティ”船籍はパナマ、総㌧数136,201㌧、全長323.6㍍、全幅37.2㍍、乗客定員約5,200人(客室2125室)、中国が自前で建造した初めての大型クルーズ船、上海航路を拠点に運航している。16階建ての巨大な上層建築物は面積4万平方メートル(標準のサッカーコート約6面分)超の共用スペースがあるという。韓国(済州島)から長崎(松が枝)へそして中国(上海)に向かう。

また、12月1日に寄港した“コスタ・セレーナ”船籍はイタリア、総トン数114,261㌧、全長290.2㍍、全幅35.5㍍、乗客定員3,780人、乗組員数1,100人、神戸から長崎(松が枝)へ、そして韓国(釜山)に向かう。コスタ・セレーナは、イタリアに本社を構えるヨーロッパ最大の「コスタクルーズ社」、現在15隻の大型客船を保有し1948年からの歴史を持ち、ヨーロッパのクルーズ市場を牽引してきたという。船籍についてはその名の通り、船舶の籍のことで、人で言うところの戸籍に相当する。船舶登録料・税金の安い国、規制のゆるい国のほか、政治の安定した国、評判の良い国、船の産業を支えてくれる国など、船籍国として多く選ばれているという。

次に、長崎三菱信用組合(水の浦町)のイルミネーション、戸町みらいまちづくり協議会が設置している「とまちミルネ!」、木鉢教会のライトアップなど、立ち寄った際にシャッターを押した。


