元旦早々、長崎近郊は午前中に綿雪が舞い降り、久方ぶりに正月の雪に出会いました。各家庭には、門松や鏡餅が飾られ新しい年を迎えました。門松は、お正月に家の入口に立てられる一対になった松や竹の飾りで、長さを違えた三本の竹に松を束ね梅の枝をあしらって荒縄で結んだものが一般的です。お正月は本来、神様が地上に降りてくる日で新年の神様を招くという風習があるために飾られるもので、私たちの家に降りてくる時の目印になると言われ、最近は門松の絵を印刷したものが代用されています。
次に、この干支の置物「未(羊)」は、雲仙市小浜町の「よろこびの里」の皆さんが製作した「めでたい新年に裃姿(かみしも)で舞う羊」をイメージした作品です。干支の未(羊)の特徴は、従順で温和、情に厚く親切で、人との争いや対立を嫌うため、人間関係もいたって良好とのことです。縁起話は、青い草原を群れなす羊は家族の安泰を示し、いつまでも平和に暮らす事を意味しているそうです。本年もご健康で幸多き年でありますようにご祈念申し上げます。