2020年2月1日(土)「稲佐山スロープカー運行開始」!

長崎市は、1月31日(金)10時から長崎稲佐山スロープカー中腹駅において来賓・工事関係者らが出席して「長崎稲佐山スロープカーオープンセレモニー」を開催し、来賓者の試乗会を行い午後3時から運行を開始した。開会前に二胡演奏と変面ショーが披露されセレモニーに華を添えてくれた。開会式では、主催者の田上市長より「待ちに待った日が来た、観光スポットの地として視点場が多くなった。ふるさと納税者、設計・工事関係者、多くの力を頂いてランタンフェスティバル期間中に運行出来ることになった。多くの人に乗りたいと憧れられ、楽しまれ、愛されるスロープカーに育てたい」、佐藤市議会議長より「多くの関係者に感謝と敬意を表し、世界新三大夜景の長崎の市街地を堪能してほしい。利便性の向上により360度に広がる絶景を楽しんでほしい」との挨拶があった。スロープカーは斜面走行モノレールで、勾配に合わせ床面を水平に保ち走行する。

来賓挨拶では、世界的な工業デザイナーの奥山清行氏より「稲佐山の開発関係に10年以上携わって来た。デザインは自然との調和を重視して黒を基調とし、側面はガラス張り、内装は森をイメージし、樹木の形をした支柱を設置している。世界新三大夜景の眺望、原生林といえる広葉樹の緑の上を歩くように、飛ぶように、景色だけではなく、山々の緑を車体に映して走る姿を見てほしい」との挨拶があった。試乗会では360度の風景を眺望、東側はすり鉢状の長崎市街地、西側は伊王島・五島灘、南側には女神大橋・100万㌧ドッグの香焼工場、北側には浦上方面・大村湾が望め、長崎の素晴らしさが楽しめる。スロープカーは稲佐山中腹の稲佐山公園から山頂までの約500mを約8分で結び、車両は高さ2.3m、長さ6.25m、幅2.5m、2両編成(定員80人)で運航される。外装は自然と調和する黒を基調に、両面は全面ガラス張り、風景を360度楽しめる。営業時間は午前9時から午後10時、往復料金は大人500円(片道300円)、中高生370円(片道220円)、小学生・幼児250円(片道150円)となっている。

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