11月も日常業務や公務出張などに追われるなか、暦も変わって慌ただしい師走を迎えた。長崎市議会第5回定例会は、11月30日から12月5日まで7会派14人が登壇し、市長の政治姿勢、長崎みなとメディカルセンター、防災行政、観光行政などについて一般質問が始まった。市民クラブの五輪議員は、交流拠点施設の建設などを委託する業者選定において「応募が1グループだけで競争性は担保されたのか?募集要項には募集の取り止めも出来るとあるが、再公募は考えなかったのか?」の質問に対して、田上市長は「募集取り止めは応募者の談合など不正行為を想定していると説明し競争性は十分確保されている。価格競争だけでなく民間の創意工夫、資金力・運営力が必要で提案書を重視した」との見解を示した。一般的に1グループだけの競争性は考えられないが、今後、環境経済常任委員会の所管事項調査のなかで質疑が行われる。