2016年2月16日(火)「門司港レトロ地区」調査報告!

2016.2.15 門司港レトロ地区 (2)長崎市議会市民クラブは、2月15日(月)から16日(火)にかけて北九州市・下関市を訪問し、「門司港レトロの観光振興」「保育所・幼稚園園庭芝生化事業」「子育て支援施設ふくふく子ども館」「有害鳥獣有効活用推進事業」など、現地調査を行いましたのでその概要を掲載します。門司港レトロ地区は、歴史的な面影を残す数多くの歴史的建造物、変化に富んだウォーターフロントで、雄大な自然環境など魅力ある資源を有している。明治・大正時代は、日本を代表する貿易港で明治22年(1889年)「国の特別輸出港」に指定され、大手金融資本や勝者が進出し、大正5年(1916年)出入港船舶数4,974積で全国一の大港湾となった。しかし、昭和17年関門鉄道トンネル開通、昭和48年関門橋開通によって大陸貿易の減少・拠点性が低下し、歴史的建造物が解体の危機にさらされた。

2016.2.15 門司港レトロ地区 (1)そこで、昭和63年「歴史と自然」を活かし、「ふるさとづくり特別対策事業」に基づく「門司港レトロめぐり海峡めぐり推進計画」が策定された。第1期事業期間(昭和63年度~平成6年度)は、総事業費約300億円で歴史的建造物保存活用事業やレトロ・海峡めぐり、観光施設等の整備事業、大連歴史的建造物建設事業、西海岸地区再開発事業(船だまり含む)等を行い、レトロ中心地区観光客は25万人(平成6年)から107万人(平成7年)へ飛躍的に増大し、知名度の向上、観光ボランティアの動きが起きた。第2期事業期間(平成9年度~平成19年度)は、総事業費約270億円(公共約125億円、民間等約125億円)で「門司港レトロ展望台」の整備、関門海峡ミュージアムの整備等を行い、107万人(平成7年)から209万人(平成26年)と観光機客が伸び、民間活力等を導入して、観光地らしい街並みづくりに寄与している。

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