長崎市議会防災対策特別委員会は、10月11日(火)14時から横須賀市役所を訪問し、「防災(減災)対策」について調査を行いました。昼食後、たまたま市役所付近の三笠公園に足を運びました。この公園は、東京湾に面したところで、園内には日露戦争(1904年・明治37年)において東郷平八郎司令長官が乗艦する連合艦隊の旗艦として活躍した「三笠記念艦」が復元・保存されていました。砲塔や煙突、マストは、新しく作成されたレプリカ、下甲板はコンクリートや土砂で埋められていましたが100年の時を超えた、戦艦三笠の勇姿を観ることが出来ました。
防災対策については、市民の安全を確保する広域避難地を全市80箇所指定、全市立小中学校(70校)の敷地内に防災収納庫を、また28校に耐震性貯水槽が設置され、空き教室を転用して22校(22教室)に食糧・紙おむつ、毛布等の生活関連物資の備蓄を行い、市立学校を防災拠点として活用されていました。また、災害時における谷戸地域の孤立対策として、防災道路(防災トンネル)5箇所の路線建設の説明を受けました。谷戸(やと)とは、丘陵地の谷あいの低地のこで、今回の調査で初めて知りました。写真(デコイチ)は、三笠公園内に設置されている非常用飲料貯水槽(100立方メートルタンク)です。