2023年9月24日(日)「西九州新幹線開業1年」!

西九州新幹線長崎ルートが開業して9月23日で1年を迎え、武雄温泉駅、嬉野温泉駅、新大村駅、諫早駅、長崎駅周辺では1周年を祝って「GO OMATSURI」のイベントが開かれた。佐賀・長崎県は、「日本一短い新幹線」と発信し、沿線観光地に観光客を呼び込み、交流人口の拡大を図っている。新型コロナ禍からの客足回復とも重なり、新幹線によってどれだけ人の流れが変ったのか、実感としては分かりづらいが、長崎経済研究所等のアンケートによれば、県内の多くの企業は観光客やビジネス客の増加を実感しているという。長崎県と佐賀県を合わせた経済波及効果は、1,736億5千万円と推計されている。開業から11カ月間の利用者は221万6千人。

西九州新幹線は、武雄温泉(佐賀県武雄市)―長崎(長崎市)間の66キロで新たに線路を建設した。博多(福岡市)―長崎間を結んできた在来線特急はなくなり、博多発着の特急と武雄温泉のホームで乗り換えるリレー方式に変わっている。もともと新幹線は、長距離移動の大幅な時間短縮が魅力の一つであるが、西九州新幹線の場合は博多―長崎間の約2時間が30分程短縮となっている。一年も経てば「乗り換え無し」の声が増してくるものの、佐賀県の事情を考慮しつつ、国の対応も含め時間をかけての協議が進むことを期待する。(写真は9月5日撮影、JR長崎駅ビル周辺の長崎マリオットホテル、アミュプラザ長崎新館等)

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