2017年8月6日(日)核兵器廃絶議連「広島市視察」!

核兵器廃絶長崎市議会議員連盟(井上重久会長)は、8月5日(土)・6日(日)議連役員6名で広島市を訪問、昨日(5日)は広島平和記念資料館、旧広島大学理学部1号館、旧日本銀行広島支店、国立原爆死没者追悼平和祈念館を視察した。その後、核兵器廃絶広島市議会議員連盟役員らと夕食を兼ねての「意見交換」を行い、6日は平成29年広島平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和記念式)に参列した。昨年3月広島・長崎市議会では、世界から核兵器の廃絶の実現を図り、もって国内外の人々と平和への思いを共有するとともに、長崎市をはじめ、国内外における平和活動に寄与することを目的に、核兵器廃絶議員連盟を設立して、昨年に続いての訪問となった。

広島平和記念資料館では、平成29年4月から平成30年7月までの予定で、国の重要文化財である本館の老朽化に対応しており、本館の保存整備を始めとした建物改修や、被爆の実相を中心とした展示整備などを行う再整備事業に取り組んでいる。閉館中の本館に代わって、平成29年4月にリニューアルした東館において、原子爆弾による被害の概要や、被爆資料・収蔵庫で保管されていた資料、近年寄贈された遺品など展示されている。一発の原子爆弾による原爆被害の甚大さに触れ、一瞬にして命を奪われた被爆者の惨状を示す写真、被爆直後の焼き尽くされた街並みなど被爆の実相を理解し、被爆者や遺族の苦しみや悲しみに触れ、核兵器廃絶と恒久平和への思いを新たにした。

次に、旧広島大学理学部1号館は、広島市被爆建物等保存・継承事業実施要項に基づいて、平成5年度に被爆建物として登録されている。この建物は、かつての学都広島としての歴史を象徴するもので、被爆建物であることを踏まえ、「知の拠点」の核となり、新たな時代に向けて知の継承を図るとともに、被爆の実相を後世に伝えることが出来るよう、現在保存・活用に向けての検討がされている。旧日本銀行広島支店では、平和を祈る長崎市立上長崎小学校の子ども達が「長崎から平和な世界を」描いた特大の絵画が展示されていた。また、意見交換(夕食会)では、今後の取り組みとして、①広島市と長崎市の平和式典への代表団での相互訪問について②広島・長崎両市の核兵器廃絶議員連盟の連携についてなど意見交換を行った。

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