2017年8月7日(月)被爆から72年「広島原爆の日」!

広島は8月6日(日)被爆から72年を迎え、午前8時から平和記念公園で「平成29年広島平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)」が執り行われ、私たち核兵器廃絶長崎市議会議員連盟の役員6名も参列した。長崎市議会は、昨年3月に議員連盟を設立し、広島・長崎市の両市が連携を図り、核兵器廃絶に向けた取り組みの一つとして広島を訪問した。当日は、午前7時20分までに「来賓受付」を済ませなければならず、交通規制や混雑を避けるため7時ホテルを出発、式典会場には早朝から多くの人が訪れていた。参列者は約5万人、80ヵ国の海外代表、被爆者や政府関係者、遺族代表並びに市民団体らが犠牲者のご冥福を祈った。この1年間で亡くなった原爆死没者は5,530人、原爆慰霊碑に納められた被爆死没者の総数は30万8,725人になった。

1945年8月6日8時15分、広島に原爆が投下された時間に合わせ、原爆犠牲者の御霊に対しご冥福を祈り黙とうを行った。広島の松井市長は平和宣言において、今年7月国連では122ヵ国の賛同を得て核兵器禁止条約が採択された。政府は核兵器禁止条約の締結促進を目指し「核保有国と非保有国との橋渡しに本気で取り組むよう」に求め、「絶対悪」である核兵器の使用は人類として決して許されない行為と断じた。安倍首相は、核廃絶のためには核保有国と非保有国の参画が必要とし「わが国は双方に働きかけ、国際社会を主導する決意」と述べた。被爆者健康手帳を持つ全国の被爆者は、2017年3月末時点で16万4,621人、被爆者の平均年齢は81.41歳、放射線の影響により心身に苦しみを抱える人々に寄り添う支援策の充実が求められる。8月9日の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典には、広島議連の役員6名が参列する事になっている。

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