広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式(広島平和記念式典)参列を終え帰崎したが、長崎にも平和集会や平和首長会議等に参加する人達に出会った。平和首長会議は、被爆都市広島・長崎が主宰し、昭和57(1982)年に設立され、平成29年6月1日現在で、162カ国・地域の7,355都市に加盟いただき、核兵器の廃絶と世界恒久平和を目的に世界各地で様々な平和推進活動を展開している。総会は4年に1度、広島市と長崎市で交互に開催され、8月7日から10日まで理事会や歓迎レセプション、長崎大学中部講堂で同会議が掲げる2020年までの核兵器廃絶に向け、各都市が連携して取り組む行動計画など話し合われる。歓迎レセプションには、所用のため出席できませんでしたが、開会式、基調講演には参加を予定している。
さる8月5日広島視察時、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館を訪れた。長崎と同様に広島平和祈念資料館の近くに、国として、原爆死没者の尊い犠牲を銘記し追悼の意を表すとともに、永遠の平和を祈念するため平成14(2002)年に開館し、長崎は国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館として平成15年(2003)年に開館している。資料館では原爆の実相を被害の実物や写真などで理解し、記念館では原爆で亡くなった方々の氏名や写真を見ることができる。原爆の怖さを知るうえでは、この機会に資料館や祈念館を訪れ、平和について考え、戦争や原爆の悲惨さを確認する場所と感じた。広島の祈念館では、平和祈念・死没者追悼空間、遺影コーナー、情報展示コーナー、体験記閲覧室などで原爆の惨禍を知らせ、核兵器のない平和な世界を築くことを発信していた。