前日に続き、同盟友愛連絡会第6回友愛塾の概要を掲載します。先ず、講義Ⅰでは、高木義明衆議院議員より「民主党の取り組み・目指すもの!」のテーマで、1月26日に通常国会がスタートし補正予算・本予算等が審査される。将来を見据えた政策論議を行ない格差社会の是正を目指し、自民党政権との違いを明確にして行きたい。格差社会における非正規社員・低賃金の増大で、結婚できない(生活出来ない)、子どもが生まれないなど人口減少も進み、この悪循環を断ち切り中間層の底上げを図る必要がある。民主党政権時には、高校授業料無償化など教育に投資する流れを作った。統一地方選挙は、市民の声を反映できる代弁者が必要で、自らの足元を固め自立と個性を活かす取り組みが必要である。
次に、講義Ⅱでは、落合清四氏(富士社会教育センター理事長)より「これからの政治状況について」と題して、冷戦終焉以降の世界の構図はどの様に動いてきたのか、冷戦崩壊後の日本の政治構造の変遷、戦後政治の中で「民社党」どう見るのか、これからの政治の課題について講話があった。民社党34年の評価として、福祉国家路線の提唱、中庸(是是非非)路線、国際政党としての認知(社会主義インター加盟)、同盟との強固な協力関係を築いた。今後の政治課題は、国際社会の位置(外交戦略)、安全保障(資源・防衛)、成長の姿(人口減と格差)など21世紀国家ビジョンの提起で、戦後体制の枠組みの延長線上で行くのか、行かないのかの決断が必要であり、1党多党の状況から如何にして政権党との対抗軸を創れるか問われている、との見解が示されました。
また、「第47回衆議院議員選挙を振り返って・統一地方選挙に向けて!」と題してのディスカッションでは、組織実態、職場集会・集票活動等の各種行動、民主党政権に対する評価、選対からの指導体制、今後に活かさなければならない事等を各班で話し合った。若年層対策をどうするのか、目的を明確にして戦略を立てるべき、広報の在り方・伝え方を工夫する必要がある、組合員に対する政治活動を理解してもらうための教育が必要など、多岐にわたる意見が発表された。ディスカッションの発表を受けて、議員として今何をすべきか、どうあるべきか、“政治との関わり”を市民や組合員にどう伝え、理解してもらうのかなどを考えさせられた。先ずは、出来ることからひとつひとつ行動に移して行きたい。