長崎市中央卸売市場は、1月5日7時より長崎市中央卸売市場(田中町)において新型コロナ感染防止の観点から規模縮小・時間短縮、マスク着用、来賓制限などを行い、新春恒例の「長崎市中央卸売市場令和4年初市式」を執り行った。一昨日(5日)は午前5時前に起床、初市式では寒さを吹き飛ばす和太鼓披露素の後、開設者を代表して田上市長より「昭和50年開設以来、長崎の食の台所として今後とも行政と市場が一体となり安心・安全・新鮮な食の提供に努めて行きたい」、市議会を代表して私(井上)より「中央卸売市場機能の充実と強化のため、関連施策の推進に努めて行きたい」との挨拶を行った。初市式後の競りでは、新鮮なイチゴやみかん、大根・白菜、ネギなどが次々と競り落とされていた。長崎市中央卸売市場と関係者皆様の今後のご繁栄とご健勝を祈念する。
次に、長崎魚市場(多田聖一社長)は、同日8時30分から長崎魚市場(京泊3丁目)においてコロナ対策を行ない、「令和4年長崎魚市株式会社初市式」を執り行った。新型コロナ禍で飲食業の苦戦が続き、魚や野菜の価格が低迷しており、関係者らは新年の巻き返しを誓った。魚市の多田社長は「新型コロナのオミクロン株流行が懸念されるが、ワクチン接種など対策が浸透し経済が活発化すれば魚価も上向くと見込んでいる」と期待感を示した。また、同日夕方には、長崎商工会議所の新年祝賀交歓会で、中村県知事は「九州新幹線長崎ルートの部分開業やカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致が、本県経済の起爆剤になるとし、今年1年またお世話になります」との挨拶があった。新型コロナのオミクロン株感染が県内でも広まりつつあり、基本的なコロナ感染防止策を十分とって行動しよう。
併せて、連合長崎(高藤義弘会長)・連合長崎地域協議会(塩田淑文議長)は、1月6日新型コロナ感染防止策をとり、規模を縮小して2年振りに「連合長崎2022年新年交歓会」を開催した。開会冒頭、高藤会長より「2022春季生活闘争での賃金引き上げで人への投資を図ろう。政治活動では本日の執行委員会にて県知事選挙は引き続き中村法道氏を推薦することを決定、人口減少問題や新幹線など、現在進行形の課題に責任を持って解決してもらうために判断した。参議院選挙は条件が整えば白川あゆみ氏を推薦する。平和活動では核兵器廃絶に向けた取り組みを進める」との挨拶があった。推薦を受けた中村県知事は、「県都長崎市のまちづくりが大きく進化しており、この機会を逃さず長崎を訪れてくれる人が増える取り組みなど諸課題に取り組んで行きたい」との決意とお礼の挨拶があった。来賓挨拶の後、鏡開きと乾杯で新年の飛躍を誓いあった。