長崎県は6月22日、県内の新型コロナの感染状況が一定落ち着いたとして、感染の広がりを5段階で示す独自のステージを「3(急増)」から「2(漸増)」に引き下げた。それに伴い、長崎市では新型コロナ感染拡大防止のための市主催イベント等の取扱いを変更した。市主催、市が関与している実行委員会形式のもの、共済事業など、イベント等開催の判断基準は、大声での歌声・声援等がないイベント(コンサート,式典等)は収容人員の100%以内、大声での歓声・声援等が想定されるイベント(スポーツ、飲食を伴うもの等)は50%とする。人数上限は5,000人又は収容定員50%以内のいずれか大きい方とし、カラオケ等大声での発生が伴うイベントは業種別ガイドラインに基づく感染対策を徹底するとし、公の施設におけるカラオケ利用自粛を解除された。この取り扱いの適用期間は、令和3年6月24日から令和3年8月31日(火)までとなっている。
長崎市に関連するイベントは、「ながさきみなとまつり」は延期、「原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」は規模縮小「長崎くんち」、「長崎郷土芸能大会」は中止、市民体育・レクレーション祭りは昨年同様、開会式を中止、競技ごとにガイドライン等に沿って実施される。また、それぞれの長崎市における地域コミュニティ協議会においても、各種会議や行事・イベントなど、前半年の活動も中止・延期を余儀なくされてきた。福田地区では、地域の伝統行事であるペーロン大会(足洗、川祭)、福田の夏祭りを中止したが、ペーロン保存会、自治会関係者が「何かできないか?」との声が上がり協議を行い、ペーロンの「音」で少しでも地域の賑わい、元気を取り戻そうと「コロナ収束を祈願」、地元の海・空に向かってドラと太鼓を打ち鳴らした。この事を通じて、コロナ禍であるため中止ではなく、お互いに知恵を出し合えば「何かできる事」を感じた。これを機に、私も「備忘録」に動画をアップするよう努めている。