暴力追放「いのちを守る」長崎市民会議(田上富久会長)は、5月11日(土)10時から長崎市民会館文化ホールにおいて防犯団体や商工団体のメンバーなど約1,000人が集い、暴力追放「いのちを守る」長崎市民集会を開催した。この市民集会は、平成19年4月に起きた伊藤一長・長崎市長射殺事件を受け、長崎市、市民、事業者、関係機関・団体などが一体となって暴力追放に取り組みことにより、市民が安全で安心して暮らすことが出来る地域社会の実現を図るため、平成20年4月に発足し今回12回目の集会となった。主催者を代表して田上会長は、新元号の令和に触れ「ビューティフルハーモニー(美しい調和)を一瞬で壊してしまうのが暴力、長崎のハーモニーを守るため、みんなで思いを共有したい」との挨拶があった。
令和元年度事業計画では深堀代表幹事より、暴力追放「いのちを守る」長崎市民集会、暴力追放「いのちを守る」広報啓発事業などが確認された。防犯ミニ講話では、長崎県内・長崎市内の刑法犯罪認知件数の推移について、長崎市は平成20年3,502件から平成30年1,251件に減少している。12年前に始まった活動の成果は着実に表れている。より安全で安心なまちとなるよう関係団体と連携を図って行こう。その後、青色回転灯防犯パトロール隊(通称青パト)の紹介、浅川副会長より「国際文化都市である長崎から、暴力のない平和な社会を目指す決意を新たにするとともに暴力追放活動の輪を広げ、市民が安全で安心して暮らすことができる地域社会の実現に向けて努力する」との暴力追放「いのちを守る」宣言が行なわれた。