長崎市のあぐりの丘（四杖町）は、広大な敷地に自然や動物とのふれあいなど様々な体験ができる施設があり、駐車場や広場が整備され子ども連れでも利用しやすい環境にある。そのような中、子どもの遊び場の整備に対する市民ニーズも高く、雨の日や寒い日でも遊べる屋内の遊び場を求める声が高い状況にあることから、子ども達が豊かな自然環境の中で思いっきり遊びながら成長できる場としての機能を高める「全天候型子ども遊戯施設」の事業を進め、令和4年9月からの供用開始を目指している。施設は敷地内の「街のエリア」に整備し、鉄筋造り平屋で延べ床面積1,700㎡、備え付け遊具を含む全体の建設工事費9億2千万円となっている。あぐりの丘は現在、市の直営となっているが、遊戯施設整備に伴い指定管理者制度を導入、施設名称は公募できめる方針で、施設の利用料、維持管理の経費など、今後、具体的検討が行われる。
