2021年3月6日(土)「出島メッセ長崎進捗状況」!

長崎市では、人口減少克服と地方創生の実現に向け「長崎市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、“交流の産業化による長崎創生”をキーワードに、これからの時代にふさわしい新しい交流の形をつくることで、「雇用の創出」と「所得の向上」を図る取組みを進めている。その一環として、長崎駅西側の交流拠点施設用地に、国内外から来訪者を呼び込む「出島メッセ長崎(MICE・交流拠点施設)」、ブランドの高いホテルのヒルトン長崎(地上11階、客室数200室)、長崎放送株式会社社屋(地上11階)など整備が進められている。「出島メッセ長崎」の建築概要は、地上4階、地下1階、延べ床面積33,517㎡、イベント・展示ホールは2分割可能で約3,800㎡・天井高約12m、床荷重5t/㎡を確保し、様々な利用形態に柔軟に対応できる。コンベンションホールは、4分割が可能な約2,700㎡で平土間型、天井高約10mを確保し、シアター、スクール、円卓等フレキシブルな利用形態により、講演会、大会、レセプション等を開催することができる。

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出島メッセ長崎は、令和3年8月施設引き渡し、内覧会を経て11月1日開業記念式典が開かれ、整備・運営をPFI事業(公設民営)で建設工事が進められ、運営事業者は指定管理者制度を導入し、利用料金収入による独立採算で20年間、㈱ながさきMICE(代表企業九電工)が施設を運営する。総事業費216億円(整備費147億円、用地費69億円)、全体工事は予定どおり進捗、ソーシャルディスタンスの十分な確保への対応、十分な換気への対応、通信事業者の大容量の光るケーブル、5G導入、エレベータにプラズマクラスター技術を導入するなど、新型コロナウイルス感染症対策等としての施設機能を有している。MICE誘致の現状は、目標利用者61万人の目標に対し2月末約65%で、概ね予定どおり進捗しているものの、コロナ禍においてMICEを取り巻く環境は全国的に厳しし状況にあり、引き続き誘致強化に努めるとしている。

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