暦も替わってきょうから7月、厚生労働省では７月１日から7日までの１週間、「全国安全週間」が展開される。今年で93回目となる全国安全週間は、労働災害を防止するために、産業界での自主的な活動の推進と職場での安全に対する意識を高め、安全を維持する活動の定着を目的としている。産業別毎に働く職場環境の違いはあるが、事業場では労使が協調して労働災害防止対策が展開されてきた。その努力によって、労働災害による被災者数は長期的には減少しており、「死亡者数」、「休業４日以上の死傷者数」はともに前年を下回る見込みである。しかしながら、死傷者数のうち60歳以上の労働者が占める割合は増加傾向にあり、高齢者が安心して安全に働ける職場環境作りなどの取り組みが求められる。過去の災害教訓を踏まえ、類似災害の防止、安全衛生活動の啓蒙・啓発活動、不安全要因の是正活動など地道な安全活動の取り組みを重ねる必要がある。今日も一日ご安全に！ご健康に！