2019年10月31日(木)「全国市議会議長会研究フォーラム」!

全国市議会議長会は、10月30日(水)から31日(木)にかけて高知ぢばさんセンターにおいて全国自治体から市議会議員ら約2,000人が集い「全国市議会議長会研究フォーラム」を開催した。第一日目(30日)は13時開会、主催者を代表して野尻哲雄全国議長会会長より「地方分権改革の進展に伴い、市議会の役割と責任が高まるなか、継続的な自己改革に取り組み議会の魅力を高め、住民の信頼を確保する必要がある。社会経済の急速な変化のなか、多様化する民意の市政への反映と集約が期待される」、高知市議会議長・高知市長より「様々な課題があるなか、研究フォーラムの討論や意見交換の中から解決のヒントを見出してほしい」との歓迎の挨拶があった。

第1部基調講演では、「現代政治のマトリクスーリベラル保守という可能性」のテーマで、中島岳志氏(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授)より講演があった。講演の概要は、田中・大平・小泉・安倍政権について、政治は配分をめぐる軸(税金の使い方)、価値観をめぐる軸(サービスの充実)のマトリクスを図で示し、自民党政権の50年の対立軸と希望の党は何を目指していたのか分からず失敗、2017年10月の立憲民主党はフィーバーしたが、2018年8月以降支持率は急落した。野党に求める「寛容」としてのリベラル,保守は集団的経験知、良識、伝統、慣習など大切なものを守る。人間は間違いを起こしやすいもので、過去から相続した歴史的財産に対する微調整が「保守するための改革」との考えが述べられた。

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