あっという間に2月が過ぎ、3月の暦に変わった。西部地域の5地区連合自治会(朝日校区、水ノ浦地区、飽の浦地区、立神地区、福田地区)は、さる2月22日長崎市議会及び長崎市役所を訪問し、市議会五輪議長並びに市民健康部田邊部長に対して「長崎市西部地域における救急医療体制の充実について」要望を行った。要望の概要は、長崎市西部地域は斜面地が多いうえに、住民の高齢化が著しく進み、万が一の場合の救急医療に強い不安を抱える住民が多くいる。休日や夜間の救急医療を担う病院群輪番制病院は、長崎地域では現在9つの病院があるが、長崎市中心部の病院が多く、西部地域には一つもない。重工記念長崎病院は、前身の三菱病院時代から西部地域唯一の総合病院であるが、同病院が病院群輪番制病院として救急業務に協力したい旨、新規加入の申出書を長崎市に提出したと聞いている。
重工記念長崎病院の病院群輪番制病院への新規加入が認められれば、長崎市全体の救急医療体制が充実するとともに、西部地域の住民に大きな安心をもたらすものである。よって、病院群輪番制病院への新規加入が認められるよう、立神地区の磯連合会長より要望の趣旨説明及び西部地域の実情を訴えた。五輪議長より「少子高齢化が進展するなか、救急車が入れる道路の整備や議会としても地域医療の充実に向けてサポートしたい」、田邊市民健康部長より「長崎圏域の一次・二次・三次の救急医療体制の現状や、高齢化社会の医療体制が課題である。長崎県と長崎市が連携を図りながらの役割分担も重要であり、総合的に判断し審査会のなかで要望を反映したい」とのコメントがあった。重工記念長崎病院は、新たに2020年4月竣工に向けて、三菱重工G労連労働会館横の丸尾町に病床165床の新病院を建設している。