2023年10月5日(木)「長崎くんち庭見せ」!

朝夕過ごしやすくなり、長崎ではシャギリの音とともに「長崎くんち(国指定重要無形民俗文化財)」を迎える時期となった。諏訪神社の秋季大祭「長崎くんち」は、6月の小屋入りから準備が進められ、10月3日の「庭見せ」、4日の「人数揃い(にいぞろい)」といよいよ本番を迎える。10月7日(土)から9日(祝・月)までの3日間、新型コロナ禍を経て4年ぶりに長崎くんちが開かれる。今年の踊町は、桶屋町の「傘鉾・本踊」、船大工町の「傘鉾・川船」、丸山町の「傘鉾・本踊」、本石灰町の「傘鉾・御朱印船」、栄町の「傘鉾・阿蘭陀万歳」、万屋町の「傘鉾・鯨の潮吹き」が奉納する。

10月3日は所用のため夕刻前に、丸山町を除き各踊り町が本番で使う衣装や傘鉾(かさぼこ)、小道具・楽器などが飾られているものや、踊り町の出演者に贈られた祝品を並べて披露する「庭見せ」を見学した。「庭見せ」に目を奪われるものは、衣装はもちろんではあるが、祝品は大きな鯛や伊勢海老、おおきなざくろ・柿・栗など飾られ、本格的な秋の訪れを感じた。万屋町の庭見せ会場周辺は、多くの見物客で賑わい、ベルナード観光通りには鯨の潮吹き・傘鉾、船頭船が展示され、観光客や市民らが多数訪れていた。特に、吉宗(浜町)に展示されている、親船頭船と衣装の「庭見せ」には長い行列が出来ていた。

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