平成30年第2回長崎市議会定例会は、6月7日に開会し6月26日までの20日間の日程で開催された。一般会計補正予算は、交流人口の拡大による地域経済の活性化を図るため、JR長崎駅西側に(仮称)長崎市交流拠点施設整備事業費71億2,240万円、(仮称)長崎市三重学校給食センター建設に向けた土地調査業務費など整備事業費1,470万円など一般会計補正予算72億7,841万1千円、特別会計(土地取得)60億5,392万1千円の総額133億3,233万2千円が可決された。条例改正では、市たばこ税の税率が引き上げられ、加熱式たばこの課税方式が見直されたことに伴う、長崎市税条例の一部を改正する条例、長崎市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正すえる条例、人事・補正予算など可決・同意した。
補正予算の争点は、教育厚生委員会の給食センター建設に向けた土地調査業務費の計画変更、環境経済委員会の交流拠点施設整備事業費の可否など、それぞれの常任委員会での採決は賛成5、反対4となり、本会議では賛成26、反対11、退席1の賛成多数で可決された。人事案件では、教育委員会の馬場豊子氏(教育長)の任期が平成30年7月31日をもって満了するため、その後任に橋田慶信氏(総務部長)が任命され同意した。また、6月7日の定例会開会冒頭、政務活動費の不正請求を巡り、詐欺容疑などで書類送検された吉原日出雄議員に対し、平成29年6月定例会での辞職勧告決議を行っていたにも関わらず、その後、本年5月、新たに2017年度に約8万5千円を不正受給したことが判明、市民や市議会への背信行為だとし、今回2度目の辞職勧告決議が提案され、起立採決の結果全会一致で可決されている。