長崎市は、さる2月6日(土)長崎市の夜景や街を楽しめる代表的スポットの一つである、稲佐山山頂とふもとの淵神社駅を結ぶ「長崎ロープウェイ」を、リニューアルして約9ヶ月ぶりに再開した。長崎市は昨年5月、1959年(昭和34年)ロープウェイを運行開始以来初めて、待合室の新築と駅舎の耐震補強工事に着手した。駅舎には車いす用の昇降機を整備してバリアフリー化を進め、稲佐岳駅舎にはエレベーターを新設、4月23日に供用開始を目指し利便性の向上を図っている。2014年度の利用者は過去最多の約19万人で、2016年度は約17万人の利用を目指している。
新しい待合室は、鉄骨平屋約150㎡、建て替え前より約38㎡広くなり、木材とガラスが多用され木の温もりを感じた。全面ガラス張りの開放感が特徴で、天井の照明は障子で覆うことで光を柔らかくしている。土産品の販売スペースを拡充し、新たに公衆無線LANサービス「WiFi(ワイファイ)」も整備されている。なお、運休に伴い工事期間中、毎日運行していた稲佐山中腹駐車場から山頂展望台までの無料送迎バスは、平成28年2月21日(日)まで毎日運行し、その後は土日祝日等のみの通常運行に戻る。リニューアルされた長崎ロープウェイの利用で稲佐山展望台から「世界新三大夜景」を眺望しよう。